北朝鮮でモバイルネットワークを活用した遠隔教育システムを開発、スマートフォンで受講可能に
- 2015年05月30日
- DPRK
朝鮮民主主義人民共和国(以下、朝鮮)の指導政党である朝鮮労働党は機関紙の労働新聞を通じて金策工業総合大学・遠隔教育大学がモバイルネットワークを活用した朝鮮式の遠隔教育システムを確立したと発表した。
モバイルネットワークを活用した遠隔教育とは、スマートフォンを使用して任意の時間に任意の場所で受講できるシステムと伝えられている。
必要な教材をあらかじめインストールしたスマートフォンを使用することで、学生は時間や場所の制限を受けず思う存分に勉強できるとのことである。
特に現職で働きながら学ぶ学生や地方の学生は、モバイルネットワークを活用した遠隔教育システムの利用によって大学に足を運ぶ必要なくいつでも効率的に学べるとしている。
講師側が学生の学習プロセスの把握や実力評価などを行える教育管理システムも兼ね備えており、学生側が講師に質問することも可能となっている。
朝鮮国内ではイントラネットが利用されており、イントラネットを活用することで学生と講師のコミュニケーションを実現すると思われる。
モバイルネットワークを活用した遠隔教育システムの確立は日々飛躍する全民学習の新しいシステムであり、またスマート化された教育管理システムは各地の学生の実力向上に大きく貢献するという。
また、スマートフォンのみならずタブレットを利用した学習が可能であることも言及しており、教育手段の幅が広がっていることをアピールしている。
これまでに朝鮮国内で販売されたスマートフォンやタブレットにも多数の教育コンテンツがプリインストールされており、学ぶ機会を増やすことで人材教育の強化を図る。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。