OptisコンソーシアムがPantechの買収に名乗りを上げる、ソウル中央地裁は許可
- 2015年06月17日
- Android関連
韓国のPantechは企業再生手続きの廃止を申請し、清算となる可能性が高いとされていたが、韓国のOptisを中心としたコンソーシアムがPantechの買収に名乗りを上げたことが韓国メディアの報道で分かった。
OptisはSamsung Electronicsの元社員らによって2005年に設立した企業で、光学ドライブの製造を主要事業としている。
2012年にはSamsung Electronicsのフィリピン法人傘下のSamsung Electronics Philippines Manufacturingを買収し、2014年にはToshiba Samsung Storage Technologyの株式49.9%を取得しており、2017年には株式100%を買収する計画とされている。
光学ドライブの製造を主力としつつカメラのオートフォーカス装置の開発に参入するなど事業分野の拡大も進めている。
Pantechの買収に成功すればPantechのスマートフォン事業からは撤退せずに、Pantechのスマートフォン製造技術を生かすために、スマートフォン需要の拡大が見込まれる東南アジアのスマートフォン市場に参入する計画という。
Optisはフィリピンに拠点を設けているため、まずはフィリピンのスマートフォン市場に参入する可能性がある。
ソウル中央地方裁判所はこのM&Aについて覚書の締結を許可しており、PantechとOptisを中心としたコンソーシアムはすぐに覚書を締結している。
PantechとOptisを中心としたコンソーシアムは必要な手続きを経た上で、2015年7月17日までにM&Aに関する契約を正式に締結する予定とされている。
企業再生手続きの廃止により存続は困難と見られていたが、Pantechは崖っぷちから再起する可能性が出ている。
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