タイのTrueMove HとAISが1.8GHz帯の2Gサービスを6ヶ月間延長
- 2015年06月27日
- 海外携帯電話
タイの移動体通信事業者であるTrue Move H Universal Communication(以下、TrueMove H)と同じくタイの移動体通信事業者でAdvanced Info Service(以下、AIS)傘下のDigital Phoneは1.8GHz帯のGSM方式による2Gサービスを6ヶ月間延長することが分かった。
1.8GHz帯のGSM方式による2Gサービスは2015年7月17日に終了する計画であったが、タイの行政機関で電気通信事業を管轄するNational Broadcasting Telecommunications Commission (NBTC)はTrueMove HとAISおよびDigital Phoneに対して、1.8GHz帯のLTE方式による4Gサービスのライセンスが交付される見通しの2016年1月まで継続するように命じた。
また、TrueMove HとAISおよびDigital Phoneは2016年1月までに既存の1.8GHz帯のGSM方式による2Gサービスの利用者を巻き取るよう指示している。
TrueMove Hが提供する2Gサービスは1.8GHz帯のGSM方式のみであり、実質的に1.8GHz帯のGSM方式を終了することで2Gサービスの終了となる。
そのため、TrueMove Hは3Gサービスや4Gサービスへの移行を促進する必要がある。
一方でAISはGSM方式を1.8GHz帯と900MHz帯で提供しており、900MHz帯はAIS自身が運営し、1.8GHz帯はDigital Phoneが運営する。
Digital Phoneの1.8GHz帯によるGSM方式はAISの移動体通信サービスで利用しており、また900MHz帯のGSM方式は2015年9月がライセンスの満期となるため、4Gサービスを提供していないAISは3Gサービスへの移行を促進する必要がある。
TrueMove HとDigital Phoneの1.8GHz帯のGSM方式による2Gサービスは2013年9月にライセンスの満期を迎えていたが、National Broadcasting Telecommunications Commissionは2015年7月まで提供するように命じており今回が2度目の延長となる。
なお、1.8GHz帯はいずれもCAT Telecomは保有しており、TrueMove HやDigital Phoneに貸し出している。
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