タイのデジタルTV対応スマートフォンでデジタルTV機能を試してみた
- 2015年07月06日
- Report
日本ではISDB-T方式(ワンセグ/フルセグ)に対応したスマートフォンが数多く投入されており、韓国ではT-DMB方式に対応したスマートフォンが非常に多い。
日韓以外ではISDB-T方式に対応したスマートフォンがブラジルやフィリピンでも販売されているが、世界的に見てデジタルTVに対応したスマートフォンは少ない。
そんな中、タイでは地味に複数のデジタルTVに対応したスマートフォンが投入されている。
i-mobileブランドを展開するSamart I-MobileがデジタルTVに対応したスマートフォンを積極的に投入しており、タイではデジタルTVに対応したスマートフォンを容易に購入できる。
タイで採用されているデジタルTVはDVB-T2方式で、i-mobileのスマートフォンでDigital TVやDTVという表記を見かけたらDVB-T2方式に対応していると考えて間違いない。
DVB-T2方式に対応したスマートフォンはあらかじめi-mobile IQ X LUCUSに目をつけていたため、タイ・ノンカイでi-mobile IQ X LUCUSを購入することを決めていた。
しかし、ノンカイでi-mobile IQ X LUCUSは見つからず、ノンカイから近くのラオス・ビエンチャンで発見したのでビエンチャンで購入した。
ビエンチャンはラオスの首都であり、またメコン川を挟んでタイと国境を接している。
ノンカイに戻るためには時間とお金がかかるため、ビエンチャン側のメコン川の川岸でDVB-T2方式のデジタルテレビを試した。
i-mobile IQ X LUCUSの場合、デジタルテレビ用アンテナはホイップ式で長さは14cmほどである。
デフォルトでDigital TVアプリがホーム画面に配置されているので、Digital TVアプリから簡単な設定を行うだけでデジタルTVを視聴できる。
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Digital TVアプリを起動して国を選択してから、視聴可能なチャンネルをスキャンする。
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タイを選択してチャンネルをスキャンすると30チャンネルを検出した。
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チャンネルのスキャンを完了させると、各チャンネルの番組名と放送時間などが表示される。
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適当なチャンネルを選択すると問題なく映像と音声が流れ、問題なく視聴できることを確認して検証を終了した。
画質は屋外で手軽に見られるテレビと考えれば十分であるように感じた。
DVB-T2方式はしばしば欧州方式と呼ばれることもある。
タイに限らず、欧州を中心として世界の多くの国でDVB-T2方式が採用されている。
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Digital TVアプリではタイ以外に豪州、オーストリア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ベルギー、ブルネイ・ダルサラーム、チェコ、デンマーク、エジプト、エストニア、フィンランド、フランス、ガーナ、ドイツ、ギリシャ、イラン、イラク、イタリア、カザフスタン、ケニア、クウェート、リビア、モーリシャス、マレーシア、モロッコ、ミャンマー(ビルマ)、ナミビア、ニュージーランド、ナイジェリア、オマーン、ポーランド、カタール、ロシア、サウジアラビア、シンガポール、スロベニア、スペイン、スイス、チュニジア、トルコ、ウガンダ、ウクライナ、英国、アラブ首長国連邦、ベトナム、イエメンを選べる。
なお、i-mobile IQ X LUCUSには少し面白いアクセサリが同梱されていた。
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i-mobile IQ X LUCUSに同梱されていたSTAND HOLDER。
このSTAND HOLDERは曲がるようになっており、手に持つ際は滑り止めの役割があり、デジタルTVなど動画を視聴する際はスタンドの役割を果たす。
STAND HOLDERはi-mobileのイメージカラーの黄緑色で、デジタルTV機能をアピールするためかi-mobile DTVとロゴが挿入されている。
タイのスマートフォンはあまり日本では知られていないが、i-mobileはタイを代表するスマートフォンブランドである。
もしタイに渡航する機会があれば、地場ブランドのスマートフォンで現地ならではの機能を楽しむのも面白いだろう。
i-mobileブランドのスマートフォンやタブレットは複数の機種がデジタルTVに対応しており、正規販売店で購入する場合は日本円換算で安くて1万円台から購入できる。
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