オーストリア当局が携帯電話キャリア各社に対して2.1GHz帯のLTE転用を認可
- 2015年08月14日
- 海外携帯電話
オーストリアの行政機関で電気通信事業を管轄するRundfunk und Telekom Regulierungs(RTR)は移動体通信事業者各社に対してW-CDMA方式で利用中の2.1GHz帯(Band 1)をFDD-LTE方式に転用することを2015年8月12日付けで認可した。
これにより、オーストリアの移動体通信事業者各社はすぐに2.1GHz帯をFDD-LTE方式で利用することが可能となる。
オーストリアにおいてはGSM-R方式を運用しているOsterreichische Bundesbahnen(OBB)を除き、移動体通信事業者はA1.netブランドを展開するA1 Telekom Austria、3ブランドを展開するHutchison Drei Austria、T-Mobile Austriaの3社が存在しており、いずれもW-CDMA方式は2.1GHz帯で運用している。
A1 Telekomは2.6GHz帯(Band 7)と800MHz帯(Band 20)、Hutchison Drei AustriaとT-Mobile Austriaは2.6GHz帯と1.8GHz帯(Band 3)ですでにLTEサービスを提供しているが、今後はLTEサービスで利用する周波数に2.1GHz帯を追加してトライバンドで提供する可能性が高い。
欧州で2.1GHz帯をLTEサービスに利用する国はチェコ、ポーランド、エストニアに次いで4ヶ国目となる見通し。
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