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コソボで専用の国番号を運用へ、+383を利用可能に



コソボで専用の国際電話番号(国番号)の運用を開始することが分かった。

これまでセルビアはコソボの領有権を主張し、2008年2月のコソボの独立宣言後もセルビアはコソボの独立を認めていないが、欧州連合(EU)の仲介によってセルビアとコソボは会談を重ね、2013年4月にはセルビアとコソボの両政府が関係改善について合意した。

合意内容には電気通信を含む4つの項目が含まれており、電気通信の項目においてコソボ専用の国際電話番号を運用することなどが含まれていた。

ようやく合意内容が履行される模様で、コソボ専用の国際電話番号である+383が利用可能となる。

国際電気通信連合(ITU)は以前よりコソボ専用の国際電話番号として+383を付与していたが、コソボでは専用の国際電話番号が使用されておらず、固定電話はセルビアの+381、携帯電話はモナコの+377とスロベニアの+386が使用されていた。

コソボにおける移動体通信事業者はvalaブランドを展開するPosta dhe Telekomunikacioni i Kosoves (PTK)とIPKO Telecommunicationsが存在しており、Posta dhe Telekomunikacioni i KosovesはモナコのMonaco Telecom、IPKO TelecommunicationsはスロベニアのTelekom Slovenijeが管理しているため、それぞれモナコとスロベニアの国際電話番号が利用されている。

また、PLMN番号のMCCもPosta dhe Telekomunikacioni i Kosovesはモナコの212、IPKO Telecommunicationsはスロベニアの293を使っている。

欧州連合の仲介によりセルビアは譲歩してコソボに対して専用の国際電話番号などを運用を認めたが、欧州連合はセルビアが目指す欧州連合加盟の条件の一つとしてコソボとの関係改善を掲げており、セルビアは早期に欧州連合へ加盟するために譲歩した可能性が高い。

旧ユーゴスラビアの国々で運用されている国際電話番号はセルビアが+381、モンテネグロが+382、クロアチアが+385、スロベニアが+386、ボスニア・ヘルツェゴビナが+387、マケドニアが+389、そしてコソボが+383となる。

EurActiv

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