NTTドコモとファーウェイが5G無線アクセス技術の大規模フィールドトライアルに成功
- 2015年10月09日
- docomo-総合
中国のHuawei Technologiesは日本最大の移動体通信事業者であるNTT docomoと共同で第5世代移動通信システム(5G)ネットワーク向けの無線アクセス技術に関する大規模フィールドトライアルに成功したことを発表した。
第5世代移動通信システム(5G)ネットワーク向けの無線アクセス技術に関する大規模フィールドトライアルはHuawei TechnologiesとNTT docomoが世界で初めて成功したとのことである。
6GHz以下の周波数帯を用いたマクロセル環境で24の端末機器への同時ストリームを実現する大規模なマルチユーザMIMO(MU-MIMO)技術の検証に初めて成功したとアピールしている。
また、5G技術向けの無線インターフェース技術のSCMA(Sparse Code Multiple Access)技術とFiltered-OFDM技術を一つの5G試作装置に実装しており、初めて屋外で性能を試験したことも明らかにしている。
100MHz幅の広い帯域幅を用いて実施したマルチユーザMIMO技術の検証においては、通信速度の平均が下り1.34Gbpsを記録しており、また最大では下り3.6Gbpsを記録しており、シングルユーザMIMO(SU-MIMO)技術と比べて10倍以上の通信速度を実現したという。
今回の大規模フィールドトライアルは中国の四川省成都市に設置されている専用の屋外試験場で実施されており、CEATEC JAPAN 2015では屋外試験場で継続する大規模フィールドトライアルの中継も行っている。
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