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3.5GHz帯のTD-LTEに対応したSoftBank向けHUAWEI製試作端末が技適通過



SoftBank向けのHuawei Technologies(華為技術)製TD-LTE端末「AXGP Test UE 2.0 陸上移動局」が2015年6月12日付けでディーエスピーリサーチを通過したことが分かった。

工事設計認証番号は003-150127。

モバイルネットワークはTD-LTE 3500(B42) MHzのみで認証を受けている。

Bluetoothや無線LANなどは非対応となっている。

AXGP Test UE 2.0 陸上移動局は試作端末と思われる。

周波数範囲は3570.0~3590.0 MHzで認証を取得している。

3.5GHz帯は第4世代移動通信システム(4G)用の周波数としてNTT docomo、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone、SoftBankに40MHz幅ずつ割り当てられており、それぞれ周波数範囲はNTT docomoが3480.0~3520.0 MHz、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが3520.0~3560.0 MHz、SoftBankが3560.0~3600.0 MHzとなっている。

AXGP Test UE 2.0 陸上移動局が取得した3570.0~3590.0 MHzはSoftBankに割り当てられた周波数に含まれており、SoftBank向けの試作端末となる可能性が高い。

特定無線設備の種別は証明規則第2条第11号の21に規定する特定無線設備となっており、TD-LTE方式と高い互換性を確保したAXGP/WiMAX 2+方式の証明規則第2条第54号に規定する特定無線設備とは異なる種別となっているが、AXGP/WiMAX 2+方式の2.5GHz帯は広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)として割り当てられているため、異なる無線種別になるものと思われる。

TD-LTE 3500(B42) MHzに対応した陸上移動局としてはAXGP Test UE 2.0 陸上移動局が初めて総務省の工事設計認証を取得したことになる。

また、TD-LTE 3500(B42) MHzに対応した基地局なども総務省の工事設計認証を取得しており、Huawei Technologies製のDBS3900 無線基地局装置が2015年6月17日付け、ZTE(中興)製のZXSDR R8978Tが2015年9月25日付けで通過している。

DBS3900 無線基地局装置とZXSDR R8978Tはいずれも3570.0~3590.0 MHzで認証を取得しており、AXGP Test UE 2.0 陸上移動局と同様にSoftBank向けであることが分かる。

総務省 電波利用ホームページ

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