韓国のSK TelecomがCJ HelloVisionの買収を申請へ、KTとLG U+が政府に却下を要求
- 2015年12月01日
- 海外携帯電話
韓国最大の移動体通信事業者であるSK Telecomは韓国最大のケーブルテレビ事業者であるCJ HelloVisionは買収する計画であることが分かった。
SK TelecomはCJ HelloVisionの株式を取得することでCJ HelloVisionをSK Telecom傘下とし、CJ HelloVisionの経営権を取得してからはSK Telecom傘下で固定通信事業を手掛けるSK broadbandと統合させる計画という。
買収や統合を進めるためにSK Telecomは韓国の未来創造科学部、公正取引委員会、放送通信委員会に対して申請書を2015年12月1日に提出する見込みで、事業計画書など各種書類が多く、すべての書類の量はトラック1台分に相当するとも伝えられている。
SK broadbandとCJ HelloVisionの統合は2016年4月に完了することを目標している。
なお、CJ HelloVisionは仮想移動体通信事業者(MVNO)としてもサービスを提供しており、韓国で2015年4月末時点における仮想移動体通信事業者のシェアはCJ HelloVisionが首位となっている。
SK Telecomの競合となるKTとLG Uplus (LG U+)はこの取引に反対しており、韓国政府に対して却下するよう要求している。
KTとLG Uplusは移動体通信事業1位とケーブルテレビ事業1位の企業が統合することで公正な競争に問題が生じると主張し、LG Uplusは弁護士同伴で記者会見を開催して法律に反すると指摘した。
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