アゼルバイジャンのDelta TelecomがAlcatel-LucentのLTE設備を導入することで合意

アゼルバイジャンの通信事業者であるDelta TelecomはフランスのAlcatel-LucentとLTE設備の導入に関する契約で合意したことを明らかにした。

Delta Telecomはアゼルバイジャン国内でWiMAXサービスを提供しているが、WiMAX方式からLTE方式への転用を計画しており、すでにアゼルバイジャン国内の一部ではLTE基地局を設置してLTEサービスに向けて試験を開始している。

LTEサービスを開始するにあたり、Alcatel-LucentからLTE基地局などの各種設備を購入することで合意している。

契約額は2,460万米ドル(約29億6,030万円)に達するとしており、Delta Telecomは2016年3月31日までに契約額の30%を支払ってから契約の効力が発生するという。

LTEサービスの商用化に関しては2016年の早い段階に発表する見通しで、まずは首都のバクーやアゼルバイジャン東部のアブシェロン半島をLTEサービスの提供エリアとし、将来的にはアゼルバイジャン全土を提供エリアとする計画である。

また、LTEサービスの商用化当初はWiMAXサービスと同様にデータ通信のみとするが、音声通話サービスを導入して携帯電話事業に参入する方針も明らかにしている。

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