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豪州の家電量販店Dick Smithが経営破綻、OPPOの正規代理店のひとつ



豪州を拠点として家電量販店を展開するDick Smith Electronicsは任意管理の手続きを適用したことを明らかにした。

任意管理は豪州において経営破綻に陥った企業が一般的に適用する手続きで、企業の経営権を取締役から任意管理人に移し、解散も含めて再建案などを模索する。

Dick Smith Electronicsは任意管理の手続きを適用したことで、事実上の経営破綻の状態となっている。

多額の負債を抱えている上に2015年後半は売上が伸びず、特に2015年のクリスマス商戦では売上が計画を下回ることになり、資金調達も困難であることから任意管理の手続きを適用したという。

解散は望んでおらず、Dick Smithのブランドを維持しつつ売却先の企業を探す模様である。

また、Dick Smith Electronicsは割安に商品を購入できるギフトカードを用意しているが、ギフトカードは無効にすることを明らかにしている。

Dick Smith Electronicsは豪州とニュージーランドにおいてオンライン販売や実店舗を通じて商品を販売しているが、大規模なセールを実施することも多く、無計画なセールが影響して経営難に陥ったとの見方が出ている。

特に豪州ではDick Smith Electronicsの販売網が広いことで知られており、中国のスマートフォンメーカーであるGuangdong OPPO Mobile Telecommunications(広東欧珀移動通信)は豪州におけるスマートフォンの販売を強化するために2015年7月よりDick Smith Electronicsと戦略的提携を締結し、Dick Smith Electronicsを豪州における正規販売代理店としてGuangdong OPPO Mobile Telecommunicationsのスマートフォンを販売していた。

Dick Smith Electronics

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