韓国のPantechがベトナムのスマートフォン市場に参入へ、携帯電話事業者のViettelと提携か
- 2016年01月23日
- Android関連
韓国のPantechは2016年3月にベトナムのスマートフォン市場に参入することがベトナムメディアの報道で分かった。
経営難に陥ったPantechは企業回生手続きを申請し、複数回の身売り失敗を経てから、SOLiDとOptisがPantechを買収するための特殊目的法人として設立したSMA Solution Holdingsを通じてPantechを買収した。
SMA Solution Holdings傘下の企業として再建に向かっているPantechは再建策として韓国のスマートフォン市場への復帰、インドネシアなど新興国のスマートフォン市場への参入を挙げており、また移動体通信事業者との提携関係を深める方針も明らかにしている。
東南アジアの新興市場ではインドネシアを度々挙げており、ベトナムについて触れられることはあまりなかったが、ベトナムに参入する方向で調整を進めているという。
PantechはベトナムにおいてVeritas Global Vietnam (VIG)と戦略的提携を締結し、マーケティングなどを繰り広げる模様である。
また、ベトナムの公式代理店として子会社を通じて移動体通信事業を手掛けるViettel Group (軍隊通信グループ)と提携し、Viettel Groupを通じて販売することも計画中と伝えられている。
Pantechはこれまでより移動体通信事業者と提携する方針は表明しており、Viettel Groupと提携する可能性は十分に考えられる。
Viettel Groupは子会社や関連会社を通じてベトナム以外に、カンボジア、ラオス、東ティモール(ティモール・レステ)、カメルーン、モザンビーク、ブルンジ、タンザニア、ハイチ、ペルーで移動体通信事業を手掛けており、Viettel Groupは子会社や関連会社各社にスマートフォンを納入している。
そのため、PantechはViettel Groupを通じてスマートフォンを販売することになれば、販路が大幅に拡大する可能性がある。
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