NTTドコモ・KT・SK Telecom・Verizonが5G Open Trial Specification Allianceの立ち上げに向けて合意

NTT docomoと韓国のKTおよびSK Telecom、米国のVerizon Communicationsは5G Open Trial Specification Allianceの立ち上げに向けて協力することで合意した。

5G Open Trial Specification Allianceは第5世代移動通信システム(5G)の実証実験を実施している世界各国の団体や企業の協力を促進し、実証実験の共通の仕様を策定することで5Gの開発を効率的に進めていくことを目的として立ち上げる。

2018年に仕様完成予定の5G標準化に向けて、5Gに関連する業界の関心は非常に高く、世界各国で多くの団体や企業が複数の仕様に基づいて5Gの実証実験を実施しているが、5G Open Trial Specification Allianceでは複数存在する実証実験の仕様の共通化を目指すという。

共通化された仕様に基づいた実証実験が世界中で実施されることになれば、5Gの様々な要素技術の性能評価を効率的かつ高精度に行えるとしている。

また、5G Open Trial Specification Allianceでは通信事業者に限らずネットワークベンダー、チップセットベンダー、端末ベンダー、測定器ベンダーなど様々な団体や企業が参加できる開かれた組織を目指し、策定した仕様は公開する方向で検討しているとのことである。

対象とする5Gの実証実験は2016年から2018年までに実施される実証実験としており、前提となる周波数は6GHz以下の低周波数だけではなく6GHz以上の高周波数も対象とする。

コメントを投稿するにはログインしてください。