韓国のSK Telecomが6月1日にLTE-Advanced Proを導入、通信速度は下り最大500Mbpsに
- 2016年05月22日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者であるSK Telecomは2016年6月1日よりLTE-Advanced Proを導入すると発表した。
3GPP Release 13以降で規定されるLTE-Advancedの拡張技術の呼称としてLTE-Advanced Proを制定しており、LTE-Advancedと比べて高速かつ低遅延を実現する。
また、LTE-Advanced ProにはIoTおよびM2M向け機能や公衆安全機能の拡充や非免許帯域の利用なども含まれており、4Gと5Gをつなぐ技術として4.5Gと呼ぶ企業も存在する。
SK TelecomはLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)に加えて、下りの多値変調方式に256QAMを導入して通信速度を高速化する。
3CC CAのみでは通信速度が下り最大375Mbpsであるが、256QAMを組み合わせて通信速度は下り最大500Mbpsとなる。
2016年6月1日より下り最大500Mbpsの移動体通信サービスを商用化し、LG G5、Samsung Galaxy S7、Samsung Galaxy S7 edgeで利用可能となる予定である。
釜山、蔚山、大邱を最初に下り最大500Mbpsの提供エリアとし、2016年7月中に光州、全州など湖南地方の主要都市に拡大、2016年8月中にソウル首都圏や忠清地域を含む韓国全土の主要都市まで拡大する計画としている。
世界レベルのLTEネットワークをさらにアップグレードし、5Gの商用化に向けて世界の移動体通信業界をリードする方針を改めて示している。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。