中国のモバイル端末向けマルチメディア放送CMMBを6月30日に終了
- 2016年06月08日
- その他モバイル端末
中国の移動体通信事業者であるChina Mobile Communications (中国移動通信:CMCC)は2016年6月30日をもってモバイル端末向けマルチメディア放送のCMMBを終了すると発表した。
CMMBはChina Mobile Multimedia Broadcasting (中国移動多媒体広播)の略称で、中国独自規格のモバイル端末向けマルチメディア放送である。
運営は中国のChina Broadcasting (中広伝播)が手掛けており、China Mobile CommunicationsおよびChina Broadcastingが推進してきた。
試験放送を含めてCMMBの開始当初は1年間200人民元の有料サービスとして提供してきたが、後に無料サービスと有料サービスの両方を提供し、有料サービスも1ヶ月間6人民元と値下げしていた。
しかし、CMMBの対応端末が広く普及せず、また高速なモバイル通信サービスの導入やオンライン動画配信の普及が進み、CMMBの事業は採算が取れない状況が続いていた。
China Mobile Communicationsはプレスリリースを通じて2016年6月30日をもってCMMBの提供を正式に終了することやCMMBのサービス料の徴収を停止することを告知している。
なお、日本では2016年6月30日をもってNTT DOCOMOの子会社であるmmbiが提供するモバイル端末向けマルチメディア放送のNOTTVを終了する。
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