免許剥奪から再参入したウズベキスタンのUMSが4G LTEサービスを開始
- 2016年06月26日
- 海外携帯電話
ウズベキスタンの移動体通信事業者であるUniversal Mobile Systems (UMS)は4GとしてLTEサービスを開始した。
LTEサービスの開始当初は首都のタシケントのみを提供エリアとしており、2016年末まではタシケントのみが提供エリアとなり、タシケント以外の都市は2017年以降に整備する計画である。
周波数はFDD-LTE方式の800MHz帯(Band 20)を採用し、帯域幅は10MHz幅*2で通信速度が下り最大75Mbps/上り最大25Mbpsとなる。
料金は従来から据え置きでLTEサービスを利用可能としているが、LTEサービスの利用には申し込みが必要となっている。
申し込みの方法はUSSDコードで*222*1#に発信またはSMSで616222宛に1を送信する。
なお、申し込みの解除はUSSDコードで*222*0#に発信またはSMSで616222宛に0を送信し、USSDコードで*222#に発信または616222宛に3を送信することで加入状況の確認も可能である。
Universal Mobile SystemsはロシアのMobile TeleSystems (MTS)とウズベキスタン政府の合弁会社であり、出資比率はMobile TeleSystemsが50.01%、ウズベキスタン政府が49.99%となっている。
Mobile TeleSystemsは過去にウズベキスタンでUzdunrobitaとして移動体通信事業を手掛けていたが、ウズベキスタン政府が免許を剥奪したことで撤退しており、Mobile TeleSystemsは免許の剥奪に反発して国際仲裁まで発展した。
しかし、Mobile TeleSystemsとウズベキスタン政府は和解に至り、Mobile TeleSystemsはウズベキスタン政府と共同出資でUniversal Mobile Systemsを設立してウズベキスタンに再参入を果たした。
Universal Mobile Systemsとしての商用サービスは2014年12月1日より開始している。
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