サウジアラビア当局、指紋情報が未登録のSIMカードを無効化
- 2016年07月29日
- 海外携帯電話
サウジアラビアの政府機関で電気通信事業などを管轄するCommunications and Information Technology Commission (CITC)は指紋情報が登録されていないSIMカードの無効化を開始した。
サウジアラビアでは2015年9月よりセキュリティ対策としてSIMカードの電話番号と所有者の指紋情報を紐づけることを義務化し、公式ウェブサイトやSNSなどを通じて指紋情報を登録するよう呼びかけていた。
指紋情報を登録することで偽造および盗難に遭ったIDカードを利用して不正にSIMカードを契約し、犯罪などに使われることを防ぐとしている。
これまでに指紋情報が未登録のSIMカードは順次無効化となるが、まずは完全に無効化するのではなく、2週間は指紋情報を登録する猶予期間とし、それでも指紋情報が未登録であれば電話番号を抹消して完全に利用不可とする。
指紋情報が未登録のSIMカードは実質的に解約扱いとなるため、移動体通信事業者各社はこれが影響して加入者数は減少すると見込んでいる。
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