NTTドコモのポータブルSIM技術を活用したSIM CHANGER ⊿を開発、4枚のSIMを自在に操ることが可能
- 2016年08月02日
- docomo-総合
NTT DOCOMOおよびCerevoはNTT DOCOMOが開発したポータブルSIMの技術を含むPSIM Suiteのライセンス契約を締結し、CerevoがSIMカードを自由に切り替えて通信できるデバイス「SIM CHANGER ⊿ (シム チェンジャー・デルタ)」を開発したと発表した。
2016年8月2日よりCerevoがSIM CHANGER ⊿を生産販売するために、Makuakeでクラウドファンディングを開始することも明らかにしている。
PSIM Suiteは2014年6月にNTT DOCOMOが世界で初めて開発した端末側でSIMカードを入れ替えせずに電話番号を切り替えられるポータブルSIMの技術に加えて、端末側にpsim proxyを挿入するだけでポータブルSIMと接続できる技術を含むライセンスであり、PSIM Suiteのライセンスを活用した初めてのデバイスがSIM CHANGER ⊿となる。
SIM CHANGER ⊿は2個のMicro SIM (3FF)サイズのSIMカードスロットと2個のNano SIM (4FF)サイズのSIMカードスロットを備え、合計で4枚のSIMカードを挿入して自在に操ることが可能である。
最大で4枚のSIMカードを自由に切り替えて通信できることになり、各国の事業者別のSIMカードや通話用とデータ通信用など用途が異なるSIMカードを装着しておくことで、SIMカードスロットにpsim proxyを挿入したスマートフォン本体から専用アプリの操作のみでSIMカードの入れ替えなど手間をかけることなくSIMカードの情報を切り替えられる。
なお、psim proxyはBluetoothモジュールを内蔵したSIMカード型のハードウェアであり、BluetoothによりSIM CHANGER ⊿とSIMカードの情報を通信する。
psim proxyはBluetoothモジュールを内蔵したSIMカード型のハードウェアはブリッジカードと呼んでおり、サイズはNano SIM (4FF)サイズのみを用意している。
ブリッジカードにはAndroid端末用とiOS端末用の2種類が存在するが、互換性はないため注意が必要である。
複数回線の同時待受には非対応で、待受回線は1回線のみ選択できる。
電池パックの容量は3400mAhで、1回の充電で目安の連続利用日数は約30日となる。
2017年3月に販売を開始する予定で、販売価格は1枚のブリッジカードを含めて10,800円(税込)の予定としている。
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