レバノンの携帯電話事業者Alfaがキャリアアグリゲーションを導入、下り最大262.5Mbpsに高速化
- 2016年08月03日
- 海外携帯電話
レバノンの移動体通信事業者であるMobile Interim Company 1 (MIC1)はLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)を導入した。
周波数はFDD-LTE方式の1.8GHz帯(Band 3)に加えてFDD-LTE方式の800MHz帯(Band 20)を導入しており、キャリアアグリゲーションの組み合わせはCA_3A-20Aとなる
帯域幅は1.8GHz帯が20MHz幅*2、800MHz帯が15MHz幅*2、キャリアアグリゲーションは下りのみ商用化し、通信速度は従来の下り最大150Mbpsから下り最大262.5Mbpsに高速化している。
Mobile Interim Company 1はレバノン政府が所有している移動体通信事業者であるが、管理契約によりエジプトのOrascom Telecom Media and Technology Holding (OTMT)の子会社かつレバノン法人であるOrascom Telecom Lebanonが管理しており、ブランド名はAlfaとして展開する。
キャリアアグリゲーションの商用化にはNokia Solutions and Networksと協業したことを明らかにしており、Mobile Interim Company 1はレバノンで最初にキャリアアグリゲーションを導入した移動体通信事業者となる。
Mobile Interim Company 1とNokia Solutions and Networksは第5世代移動通信システム(5G)の研究開発に関する覚書を締結しており、2018年にレバノンで最初の5Gを運用開始することを目指す。
なお、Orascom Telecom Media and Technology Holdingは朝鮮民主主義人民共和国の移動体通信事業者でkoryolink (高麗リンク)ブランドを展開するCHEO Technology JV Company (逓オ技術合作会社)に出資している。
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