T-Mobile USAがLTEネットワークで4×4 MIMOおよび下り256QAM/上り64QAMを導入すると発表
- 2016年09月07日
- 海外携帯電話
米国の移動体通信事業者であるT-Mobile USAは同社のLTEネットワークにおいて新技術を導入すると発表した。
T-Mobile USAはLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)を2014年より導入しており、CAを高度化した3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)も導入済みである。
新たな技術として4×4 MIMOを導入しており、米国全土における319都市で4×4 MIMOを導入したことを明らかにしている。
MIMOは基地局側と端末側でそれぞれ複数のアンテナを利用して複数のアンテナで同時にデータ通信を行う技術で、4×4 MIMOでは基地局側と端末側でそれぞれ4つのアンテナを用いることになる。
対応端末はSamsung Galaxy S7 (SM-G930T)およびSamsung Galaxy S7 edge (SM-G935T)となっている。
もうひとつの新たな技術として下りの多値変調方式に256QAM、上りの多値変調方式に64QAMを導入する計画としている。
これまで下りの多値変調方式は64QAMで、上りの多値変調方式は16QAMであるが、それぞれ256QMと64QAMを導入することで通信速度の高速化などが期待できる。
これらも対応端末はSamsung Galaxy S7およびSamsung Galaxy S7 edgeとなる。
下りの通信速度は4×4 MIMOと256QAMを組み合わせることで、400Mbpsに達するとアピールしている。
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