中国版Galaxy Note7の爆発に関してATLが公式声明を発表、外的要因の可能性大
- 2016年09月19日
- Android関連
韓国のSamsung Electronicsが開発したスマートフォン「Samsung Galaxy Note7」の中国版が爆発した件について、TDKの子会社で電池を供給した香港特別行政区のAmperex Technology Limited (新能源科技:ATL)が公式声明を発表した。
世界各国でSamsung Galaxy Note7が爆発する事故が相次いで発生したことを受けて、Samsung Electronicsは調査を経て一部の企業から調達した電池に欠陥が存在することを認め、世界的にSamsung Galaxy Note7の販売停止とリコールを決めた。
Samsung Electronicsは電池の調達先は公表を控えたが、韓国メディアなどの報道によればSamsung Galaxy Note7の電池はSamsung Electronicsの関連会社であるSamsung SDIとAmperex Technology Limitedの2社が供給しており、当初の比率はSamsung SDIが約70%、Amperex Technology Limitedが約30%とされている。
中国ではリコールの対象外とされるSamsung Galaxy Note7の爆発事故が2件も報告されており、Samsung ElectronicsとAmperex Technology Limitedは爆発したとされるSamsung Galaxy Note7を回収して共同で調査したという。
調査結果に関してAmperex Technology Limitedが公式声明を発表し、「外部からの熱が原因と推測する」と公表しており、外的要因により爆発を招いた可能性が高いことを明らかにした。
Samsung Electronicsはこれまでにプレスリリースなどを通じて公式に電池の調達先を明言することはなかったが、Amperex Technology Limitedが公式声明を発表したことで、報道されていた通りにAmperex Technology Limitedが安全とされる電池を供給したことが確定した。
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