豪州で売れ残りの700MHz帯の周波数オークションを4月に実施、参加申請を受付開始
- 2017年01月21日
- 海外携帯電話
豪州の政府機関で電気通信分野などを管轄するAustralian Communications and Media Authority (ACMA)は売れ残りの700MHz帯を2017年4月に実施する周波数オークションで割り当てると発表した。
700MHz帯の周波数オークションは2013年に実施しており、TelstraとSingtel Optus傘下のOptus Mobileが落札した。
対象の周波数はAPT700 FDDとも呼ばれるFDD-LTE方式の700MHz帯(Band 28)に該当し、703.0~748.0 MHzおよび758.0~803.0 MHzを対象として周波数オークションが行われた。
703.0~713.0 MHzおよび758.0~768.0 MHzの10MHz幅*2はOptus Mobileが落札し、713.0~733.0 MHzおよび768.0~788.0 MHzの20MHz幅*2はTelstraが落札したが、733.0~748.0 MHzおよび788.0~803.0 MHzの15MHz幅*2は売れ残った。
2017年4月に実施する周波数オークションでは売れ残った15MHz幅*2を割り当てる。
周波数オークションに先立ち、2017年1月16日より参加申請の受け付けを開始しており、2017年2月13日に申請の受け付けを終了する予定である。
なお、700MHz帯の周波数オークションに関する規定では1社が25MHz幅*2を超える周波数は取得不可としており、700MHz帯の規定に限定するとTelstraおよびOptus Mobileはともに2017年4月に実施する700MHz帯の周波数オークションに参加できる。
しかし、1GHz未満の低い周波数のうち移動体通信に割り当てられた周波数の52%をTelstraが保有する状況にあり、1社のみですでに50%を上回るため、Australian Communications and Media Authorityは2017年4月に開催する700MHz帯の周波数オークションからTelstraを除外することで決定している。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。