下り最大1.2GbpsのLTE Cat.18に対応したQualcomm Snapdragon X20 LTE modemを発表
- 2017年02月22日
- その他モバイル端末
米国のQualcommの子会社であるQualcomm Technologiesは通信モデム「Qualcomm Snapdragon X20 LTE modem」を発表した。
製造プロセスは10nm FinFETプロセスを採用しており、Qualcomm Snapdragon X16 LTE modemに続く2世代目のギガビットLTEに対応した通信モデムとしている。
通信方式はFDD-LTE/TD-LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSM方式に対応し、米国における公共安全向けLTEネットワークのBand 14、600MHz帯、3.5GHz帯などを含めた40の幅広い周波数に対応可能である。
キャリアアグリゲーションの組み合わせは1,000以上に対応し、LTE Broadcast、LTEネットワーク上で音声通話を実現するVoice over LTE (VoLTE)、Ultra HD Voiceとも呼ばれる超広帯域対応の次世代通話用コーデックであるEnhanced Voice Services (EVS)、デュアルSIM機能などにも対応している。
下りはLTE DL Category 18に対応し、通信速度は下り最大1.2Gbpsとなる。
キャリアアグリゲーション(CA)は最大で20MHz幅のコンポーネント・キャリアを5つ束ねた5コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(5CC CA)、アンライセンスバンドにおけるLTE利用、最大で3コンポーネント・キャリアまで4×4 MIMOを適用、変調方式は256QAMにも対応する。
上りはLTE UL Category 13に対応する模様で、通信速度は上り最大150Mbpsとなる。
キャリアアグリゲーションは最大で20MHz幅のコンポーネント・キャリアを2つ束ねた2コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(2CC CA)、変調方式は64QAMにも対応する。
サンプル出荷は開始しており、Qualcomm Snapdragon X20 LTE modemを搭載した最初の商用端末は2018年前半に発売される見込みとしている。
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