台湾の中華電信がLTE-WLAN AggregationをLWA 4G+Wi-Fiとして商用化、HTC U Playが対応
- 2017年02月24日
- 海外携帯電話
台湾の移動体通信事業者であるChunghwa Telecom (中華電信)はLTE-WLAN Aggregation (LWA)をLWA 4G+Wi-Fiとして商用化すると発表した。
LTE-WLAN AggregationはLTE Wi-Fi AggregationやLTE Wi-Fi Link Aggregationとも呼ばれ、移動体通信技術の標準化団体連合である3GPPがRelease 13で規定された技術で、LTEと無線LANの無線リソースを同時利用する。
eNodeBに無線LANアクセスポイントを接続し、移動体通信における信頼性が高いeNodeBに加えて無線LANアクセスポイントを補助的に利用することで、移動体通信の接続性を確保したうえでネットワークの高速化と大容量化を図る。
さらに、LTE-WLAN Aggregationではアンライセンスバンド(非免許帯域)におけるLTE通信で懸念される既存の無線LANシステムとの共存に関する問題がない。
Chunghwa Telecomは台湾のHTC (宏達国際電子)、Sercomm (中磊電子)、MediaTek (聯発科技)と協業してLTE-WLAN Aggregationを導入しており、通信速度は理想的な環境で下り400Mbps超を実現する。
SercommのLWA Small Cellソリューションを導入しており、チップセットにMediaTekが開発したMediaTek Helio P10を搭載するHTC U PlayでLTE-WLAN Aggregationを利用できる。
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