NTTドコモがクアルコムやエリクソンと5G標準仕様準拠のトライアル協力で合意
- 2017年02月27日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは米国のQualcommの子会社であるQualcomm TechnologiesやスウェーデンのEricssonと3GPPで策定中の5G標準仕様に準拠したトライアルで協力し、端末と基地局間の接続試験や屋外試験を実施していく計画に2017年2月27日に合意したと発表した。
トライアルは日本国内において4.5GHz帯および28GHz帯を使用する予定で、屋内試験は2018年中に実施する計画としている。
様々な周波数帯に対応可能な設計を有する5G NRの技術を実証し、移動通信業界のエコシステムの確立および3GPPの標準仕様に準拠した端末とネットワークに基づく5Gの早期実現を促進するという。
Qualcomm TechnologiesとEricssonが端末や基地局の試作装置を提供し、NTT DOCOMOが多様な利用シーンを想定した実験環境を提供するとのことである。
4.5GHz帯を使用したトライアルでは必要な通信エリアや容量を確保するための実証実験を実施し、5G NRの標準仕様に含まれるMassive MIMO技術、ダイナミックTDD、高度な符号化や変調技術、柔軟かつ低遅延な無線フレーム構成などの様々な要素技術を実証するという。
28GHz帯を使用したトライアルでは5Gの先進アンテナ技術により見通しの悪い場所や端末が移動する環境において安定して途切れのない高速通信を提供するための実証実験を行う計画としている。
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