Tata SonsがNTTドコモに約1300億円を支払うことで合意
- 2017年03月01日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは同社が保有するインドの移動体通信事業者であるTata Teleservices (TTSL)の株式に係る仲裁裁定に関して、TataグループのTata Sonsとの間で仲裁裁定の執行に向けた基本合意に至り、インドのデリー高等裁判所に対して共同申立を行ったと発表した。
共同申立の内容は4項目となり、まず1つ目はTata Sonsがインド国内における仲裁裁定の執行に対する異議申立てを取り下げる。
2つ目はNTT DOCOMOとTata Sonsはインド国内で仲裁裁定の執行を認め、Tata Sonsがデリー高等裁判所に預託済みの約11億8,000万米ドル(約1,300億円)をNTT DOCOMOに引き渡すことをデリー高等裁判所に対して求める。
3つ目はNTT DOCOMOは約11億8,000万米ドルの受領と同時に、NTT DOCOMOが保有するTata Teleservicesの株式をTata Sonsに引き渡す。
4つ目は共同申立の一環として、NTT DOCOMOは英国および米国における仲裁裁定に係る強制執行手続を一定期間停止することに合意する。
NTT DOCOMOは最終解決に向けて引き続きTata Sonsと協力する方針を示している。
また、デリー高等裁判所により仲裁裁定の実現が認められた際、NTT DOCOMOはTata Sonsとの新たな協調体制のもと、回収された資金をインドにおける産業発展のために活用することを検討するという。
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