インド国営の携帯電話事業者MTNLとBSNLの統合案が再浮上
- 2017年03月09日
- 海外携帯電話
インドの国営企業で同国の移動体通信事業者であるBharat Sanchar Nigam Limited (以下、BSNL)とMahanagar Telephone Nigam Limited (以下、MTNL)は携帯電話事業の統合に関する交渉を実施していることが分かった。
BSNLとMTNLは過去にも統合に関して交渉を実施しており、数年ぶりの統合に向けた交渉の再開とされている。
インドでは携帯電話市場の競争が激化し、それに伴い経営状況が悪化した企業が増え、統廃合の動きも活発化しているが、BSNLやMTNLもそれの例外ではない。
BSNLとMTNLの幹部が統合に関して協議しているが、主に人員配置や給与問題、MTNLの深刻な債務問題が障壁になる模様である。
最終決定ではないが、BSNLがMTNLの携帯電話事業を買収し、両社の携帯電話事業を統合する案が出ているという。
なお、BSNLは比較的広域で携帯電話事業を手掛けており、一方でMTNLは首都のデリーやムンバイとそれらの近郊に限定されている。
インドの携帯電話市場におけるシェアでは2016年12月末時点でBSNLが約8.59%、MTNLが約0.32%であり、合計すると約8.91%となる。
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