マカオの携帯電話事業者CTM、4G LTEの加入件数は50万件を突破
- 2017年03月25日
- 海外携帯電話
香港特別行政区のCITIC Telecom International Holdings (中信国際電訊集団)は2016年通年の業績を発表し、CITIC Telecom International Holdingsの子会社でマカオ特別行政区の移動体通信事業者であるCompanhia de Telecomunicacoes de Macau (澳門電訊:以下、CTM)の業績が判明した。
なお、CITIC Telecom International HoldingsによるCTMへの出資比率は99%である。
2016年通年におけるCTMの移動体通信事業およびそれの関連事業による売上高は28億5,810万香港ドル(約409億8,138万円)で、前年比18.3%減となった。
減収の主要な要因は端末の販売減少、マカオ特別行政区における携帯電話サービスの料金低下、マカオ特別行政区域外におけるローミングの料金低下などが重なったためと説明している。
2016年12月末における携帯電話サービスの加入件数は前年同期比4.3%増の857,000件、マカオ特別行政区では4社の移動体通信事業者が携帯電話サービスを提供しているが、4社を合計した携帯電話サービスの加入件数のうちCTMが占めるシェアは前年同期の43.3%から微増で43.5%となり、1位を維持した。
また、CTMの携帯電話サービスの加入件数のうち4G+として展開するLTEサービスの加入件数は前年同期から15.3倍の大幅増で515,000件に達し、CTMの携帯電話サービスの加入件数のうち60.1%を占める。
マカオ特別行政区では4社の移動体通信事業者がLTEサービスも提供しているが、LTEサービスの加入件数に限定すると、CTMが占めるシェアは前年同期の65.0%から低下して57.0%となる。
2016年後半における香港ドル(HKD)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド契約が前年比および前期比微増の236.2香港ドル(約3,387円)、プリペイド契約が前年比22.0%減で前期比7.9%増の10.9香港ドル(約156円)となった。
CITIC Telecom International Holdings
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