オーストラリア首都特別地域・キャンベラの国会議事堂でTelstra 4GX Smartを購入
- 2017年05月07日
- Report
豪州の首都であり、オーストラリア首都特別地域(ACT)に属するキャンベラでスマートフォン「Telstra 4GX Smart」を購入した。
Telstra 4GX Smartは豪州最大手の移動体通信事業者(MNO)、Telstraが自社ブランドで展開するスマートフォンで、ハードウェアの製造は中国のZTE (中興通訊)が担当する。
購入場所は国会議事堂。
国会議事堂は観光地化しており、豪州国内外から多くの観光客が訪れ、セキュリティチェックを受ければ自由に入れる。
多言語で国会議事堂の案内が用意されており、日本語の案内は下記から参照できる。
オーストラリアの国会議事堂 (PDF)
国会議事堂の1階、日本的な1階はグラウンドフロアなので日本的には2階に郵便局が入っており、郵便局でスマートフォンを含めた端末やプリペイドSIMカードを入手できる。
郵便局を運営するAustralia Postは端末やプリペイドSIMカードを正規代理店として販売している。
MNOや仮想移動体通信事業者(MVNO)の端末やプリペイドSIMカードも販売するため、Telstra向けのTelstra 4GX Smartも取り扱っている。
なお、Australia PostはMVNOとして携帯電話サービスを提供しており、Australia Postが提供するTravelSIMも購入可能である。
取扱商品のラインナップは公式ウェブサイトで公開されているカタログで確認できる。
Australia Postは定価より安く販売している場合があり、Telstra 4GX Smartは当時の定価が79豪ドル(約6,600円)に設定されていたが、Australia Postでは59豪ドル(約4,900円)で販売していた。
当初よりTelstra 4GX Smartは購入候補に入っていたので、Australia Postで購入することにした。
豪州はクレジットカードの普及が非常に進んでいるため、当然ながらAustralia Postでもクレジットカードで支払える。
Telstra 4GX Smartを選択した理由は主に、
・プリペイドSIMカードを筆者自身で開通したい
・Telstraのネットワークに最適化されているはず
・ローカライズなどを確認したい
といった感じ。
Telstra 4GX SmartはTelstraのプリペイド向けスマートフォンで、標準セットにはプリペイドSIMカードが同梱されている。
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Telstraロゴが入るTelstra 4GX Smartの背面とTelstraのプリペイドSIMカード
Telstraは自動販売機でもプリペイドSIMカードを販売しており、自力で開通手続きすれば販売店まで行かずに開通できる。
すでにTelstraのプリペイドSIMカードはメルボルンにあるTelstraの旗艦店で購入していたが、自力で開通手続きを試してみたく、自動販売機で購入する選択肢も考えたものの、差額が少額なのでスマートフォンごと購入した。
Telstra 4GX SmartはZTE Blade A112がベースとなり、Telstraが4GXとして提供するLTEサービスに対応する。
スマートフォンとしての性能は低いが、Telstraが利用する主要な周波数に対応するため、ルータとして活用した。
キャンベラとシドニーを結ぶ道路は大半が野生のカンガルーが跳ねているような草原や森林を通るが、ほとんどLTEサービスを使えた。
Telstraの独自性はあまりなく、外観面ではTelstraのロゴが背面に入り、中身はTelstraの壁紙がプリインストールされるほか、独自のアプリケーションとしてはTelstraとTelstra 24×7がインストールされる程度である。
なお、TelstraのアプリケーションはTelstra 24×7のアプリケーションへのリンクの役割を果たすのみで、あらかじめTelstra 24×7のアプリケーションもプリインストールされているため、存在意義は見出せなかった。
標準でTelstra 24×7のウェジェットがホーム画面に配置されており、Telstra 24×7のウィジェットが開通手続きのリンクとなる。
開通手続きはTelstraの公式ウェブサイト内で行い、開通前でも接続可能で、必要事項を入力すれば問題なく開通できた。
豪州のMNOが販売するプリペイド向け端末は基本的にSIMロックがかけられており、Telstra 4GX Smartも例外ではない。
なお、国会議事堂は曜日などにより一般公開時間が異なるため、訪問するのであれば事前に国会議事堂の案内を確認しておくことを推奨する。
国会議事堂内にはカフェが入っており、全体的に物価が高い豪州としては比較的手頃な価格で飲食可能で、カフェで休みながら開通手続きや初期設定を済ますのもよいだろう。
キャンベラ市内の移動はACTIONバスの利用が便利で、キャンベラ中心部のCity Bus Stationを拠点に活動すると分かりやすい。
シドニーやメルボルンと比較してキャンベラは日本人の渡航先としてメジャーではないが、静かでキャンベラならではのよさもあるので、一度くらいは訪問しても損はないと感じるところである。
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国会議事堂前でTelstra 4GX Smartの化粧箱を記念撮影
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