Netflixがアクセス遮断の解除に向けてインドネシアのTelkomと協議
- 2017年04月22日
- 海外携帯電話
オンライン動画配信サービスを手掛ける米国のNetflixはインドネシアでアクセス遮断の解除に向けてインドネシアの固定通信事業者であるTelekomunikasi Indonesia (Telkom Indonesia)と協議を実施していることが分かった。
外国メディアに対してNetflixのインドネシア担当広報が明らかにした模様で、アクセス遮断の解除に加えて業務提携の契約に向けた交渉を進めており、2017年5月に交渉が完了することを望んでいるという。
Netflixは2017年1月6日に配信対象地域を大幅に拡大し、その拡大対象にインドネシアも含まれたが、Telekomunikasi Indonesiaおよび同社の子会社でインドネシアの移動体通信事業者であるTelekomunikasi Selular (Telkomsel)は2016年1月中にNetflixへのアクセスを遮断した。
Netflixで配信される動画にはインドネシアでは許可されていないコンテンツが含まれるため、Telekomunikasi IndonesiaおよびTelekomunikasi Selularはインドネシアで定められた基準を満たしていないことを理由としてNetflixへのアクセスを遮断すると説明していた。
インドネシアでもTelekomunikasi IndonesiaおよびTelekomunikasi Selular以外の固定通信事業者および移動体通信事業者を通じてNetflixを視聴することはできるが、Telekomunikasi IndonesiaとTelekomunikasi Selularはそれぞれインドネシアの固定通信市場と携帯電話市場で2位以下と大差をつけて最大のシェアを持つため、Telekomunikasi IndonesiaとTelekomunikasi Selularがアクセス遮断したことはNetflixにとって大きな打撃となった。
また、インドネシアの政府機関で電気通信分野などを管轄する通信・情報技術省(Ministry of Communication and Information Technology)はNetflixに対してインドネシア国内に事務所を設立し、税金を納めるよう要望したという。
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