韓国のPantechが人員削減を実施、ベトナム事業を本格化へ
- 2017年04月27日
- Android関連
韓国のPantechは人員削減を実施したことが韓国メディアの報道で分かった。
Pantechの従業員数は2017年4月初めの時点で約200人とされていたが、希望退職者を募集して約25%の人員削減を実施し、従業員を150~160人程度まで減らしたという。
希望退職者には退職金に1ヶ月分の給与を上乗せし、Pantechに新規採用の余裕が生じれば優先的に入社機会を与えるとしている。
Pantechの従業員は2012年8月時点で約3,000人も擁したが、その後の経営破綻に伴い大幅な人員削減に踏み切り、SOLiDが主導するSMA Solution Holdingsによる買収が完了した2015年12月時点では約500人まで減少した。
新体制下では2016年4月に最初の人員削減を実施して200~250人程度まで減らしており、2017年4月の人員削減は新体制下では2度目の人員削減となる。
Pantechは人員削減を通じてコスト削減を実現し、さらに国際事業を強化して経営再建を図る。
2017年は国際事業としてベトナムにおける事業を強化する計画である。
ベトナムでは2016年第1四半期に開発や製造を外部に委託したPantechブランドのスマートフォンを発売したが、2017年第2四半期以降はベトナムの現地企業と合弁会社を設立してベトナムにおける事業を本格化するという。
2017年5月にベトナムで合弁会社を設立する手続きが完了する計画で、ベトナムを含めた東南アジアにおける本格展開を開始するとしている。
なお、Pantechの2016年通年の業績は売上高が516億韓国ウォン(約51億円)、営業利益は590億韓国ウォン(約58億円)の赤字となり、2016年6月に発表したSKY IM-100シリーズのスマートフォンは2016年の目標販売台数を30万台に設定したものの13万台の販売にとどまり、損益分岐点を超えなかった。
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