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LGがスマホ向けチップセットの開発を中止、韓国メディアが報道



韓国のLG Electronicsは独自のスマートフォン向けチップセットの開発を中止したことが韓国メディアの報道で分かった。

LG Electronicsは独自チップセットの開発により半導体設計能力を確保する狙いがあり、2011年より約2,000億韓国ウォン(約196億円)を投じて独自チップセットの開発に取り組んだ。

2014年には独自チップセットを搭載した最初のスマートフォンとしてLG G3 Screenを発売し、2016年には独自チップセットを搭載した新たなスマートフォンとしてLG L5000を発売していた。

しかし、LG Electronicsが開発した独自チップセットは性能が期待に及ばず、高性能な独自チップセットの開発には苦戦していた模様である。

チップセットは独自開発に固執するより、米国のQualcomm Technologiesや台湾のMediaTek (聯発科技)から供給を受ける方が効率的と判断し、独自チップセットの開発中止を決定した模様と伝えられている。

LG Electronicsはスマートフォンの販売不振が長期化しており、独自チップセットを開発しても出荷数は期待できず、独自チップセットの開発中止を決断した要因のひとつにスマートフォン事業の低迷があることは間違いないと思われる。

また、LG Electronicsは2016年10月に米国のIntelとファウンドリ契約を締結していた。

Intelはファウンドリ事業の拡大を期待していたが、LG Electronicsの独自チップセットの開発中止に伴い、ファウンドリ契約は解消となる模様である。

独自チップセットはMC (Mobile Communications)事業本部内で開発していたが、独自チップセットの開発陣はVC (Vehicle Components)事業本部に再配置されており、独自チップセットの開発過程で得た知見は自動車部品やロボットなどの開発に生かすという。

アジア経済

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