UAEのEtisalatがナイジェリアから撤退か、経営破綻のEMTSと管理契約を終了
- 2017年07月11日
- 海外携帯電話
アラブ首長国連邦(UAE)の移動体通信事業者でEtisalatブランドを展開するEmirates Telecommunications Corporationはナイジェリアの移動体通信事業者であるEmerging Markets Telecommunication Services (EMTS)と管理および技術支援に関する契約を終了したと発表した。
Emirates Telecommunications Corporationは契約に基づいて少数株主としてEmerging Markets Telecommunication Servicesに資本参加し、多方面からEmerging Markets Telecommunication Servicesの事業を支援してきたが、2017年6月30日に契約を終了したという。
また、Emirates Telecommunications CorporationとEmerging Markets Telecommunication Servicesが契約しているEtisalatブランドの利用権も2017年6月30日が当初の契約終了日であったが、Etisalatブランドの利用権は2017年7月21日まで延長したとのことである。
Etisalatブランドの利用権などを含めてEmirates Telecommunications Corporationは新たな合意に向けてEmerging Markets Telecommunication Servicesと交渉中としているが、協議の結果次第ではナイジェリアから撤退する見通し。
Emerging Markets Telecommunication Servicesは債務不履行に陥り、一部の少数株主が資本を引き揚げているが、ナイジェリアの政府機関で電気通信分野を管轄するNigerian Communications Commission (NCC)がEmerging Markets Telecommunication Servicesの崩壊を防ぐために介入し、問題の解消に向けて取り組んでいるという。
アフリカで事業規模の拡大を狙う英国のVodafone GroupやフランスのOrangeがEmerging Markets Telecommunication Servicesへの出資に関心を示している模様である。
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