エジプトの携帯電話事業者Orange Egyptが4G LTEサービスを商用化
- 2017年09月29日
- 海外携帯電話
フランスのOrange傘下でエジプトの移動体通信事業者であるOrange Egypt for Telecommunicationsは4GとしてLTEサービスを正式に開始した。
これまで、トライアルとしてLTEサービスを利用可能としていたが、2017年9月28日より正式にLTEサービスを商用化している。
Orange Egypt for TelecommunicationsはLTEサービスの展開に76億エジプトポンド(約485億円)を投資する計画で、親会社のOrangeからはネットワークの強化などのために7億5,000万ユーロ(約995億円)の融資を受けたという。
エジプトでは紆余曲折を経て4Gライセンスを交付しており、当初はエジプトの政府機関で電気通信分野を管轄するNational Telecom Regulatory Authority (以下、NTRA)がOrange Egypt for Telecommunicationsを含めたエジプトの移動体通信事業者各社に4Gライセンスの交付を提案したが、Orange Egypt for Telecommunicationsは条件に不満があるとして4Gライセンスの取得を拒否していた。
この事態に対して英国のGSM Association (GSMA)は勧告を発表し、勧告を受けてNTRAとOrange Egypt for Telecommunicationsは合意に達しており、2016年10月にOrange Egypt for Telecommunicationsは4Gライセンスを取得した。
Orange Egypt for Telecommunicationsはエジプトの一部地域でLTEサービスを提供しており、エリアはエジプト全土に順次拡大予定としている。
LTEサービスに対応した端末としてはスマートフォン、USBモデム型データ通信専用端末、モバイル無線LANルータ、据置型無線LANルータを用意する。
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