中国のTCL Group、スマホ事業のTCL Communicationの株式49%を売却完了
- 2017年12月25日
- 海外携帯電話
中国のTCL Group (TCL集団)は同社の完全子会社であったTCL Communication Technology Holdings (TCL通訊科技控股)の株式49%の売却を完了したと発表した。
2017年10月に発表していた株式売買契約に従って、TCL Groupは2017年12月19日付けでTCL Communication Technology Holdingsの株式49%の売却を完了したと公示している。
これまで、TCL Groupは完全子会社で香港特別行政区のT.C.L. Industries Holdings (H.K.) (T.C.L.実業控股(香港)を通じてTCL Communication Technology Holdingsの株式100%を保有していたが、T.C.L. Industries Holdings (H.K.)はTCL Communication Technology Holdingsの株式49%に相当する626,702,217株の売却を完了した。
売却先はTsinghua Unigroup (紫光集団)傘下のUnisplendour Technology Venture Capital、Yunnan Metropolitan Construction Investment Group (雲南省城市建設投資集団)傘下のOriente Grande Investment Fund、Vivid Victory Developmentsの3社である。
取引完了に伴い持ち株比率はT.C.L. Industries Holdings (H.K.)が51%、Unisplendour Technology Venture Capitalが18%、Oriente Grande Investment Fundが18%、Vivid Victory Developmentsとなった。
依然としてTCL Communication Technology HoldingsはTCL Groupの子会社と位置付けられるが、TCL Groupは2016年9月にTCL Communication Technology Holdingsの株式を追加取得して完全子会社化しており、それから1年半も経たずに株式49%を売却したことになる。
なお、TCL Communication Technology HoldingsはTCLブランド、Alcatelブランド、BlackBerryブランドでスマートフォンなどを展開している。
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