タイのAISとTOTが2.1GHz帯の周波数借用や国内ローミングで合意
- 2018年01月08日
- 海外携帯電話
タイの移動体通信事業者(MNO)であるAdvanced Info Service (AIS)およびTOTは「2100MHzモバイルビジネスアライアンス契約」として2.1GHz帯における周波数の借用や国内ローミングで合意した。
Advanced Info Serviceは子会社のAdvanced Wireless Network (AWN)を通じて2.1GHz帯を保有しているが、TOTより2.1GHz帯を借用して2.1GHz帯におけるサービスの強化を図る。
借用期間はTOTの2.1GHz帯のライセンスが満期を迎える2025年までとなり、Advanced Info Serviceは1年あたり130億~140億タイバーツ(約457億~492億円)程度をTOTに支払う。
また、Advanced Info ServiceとTOTは国内ローミングに関する契約も交わしており、TOTの加入者は2025年まで国内ローミングとしてAdvanced Info Serviceが運用する2.1GHz帯のネットワークを利用可能となる。
TOTは提供エリアが限られているが、Advanced Info Serviceはタイ全土でネットワークを整備しており、国内ローミングによってTOTの加入者は利用できるエリアが大幅に拡大する。
国内ローミングではTOTが1年あたり100億タイバーツ(約352億円)前後をAdvanced Info Serviceに支払う見込みとしている。
なお、Advanced Info ServiceにはシンガポールのSingapore Telecommunications (新加坡電信:Singtel/新電信)などが出資し、TOTはタイの政府機関である財務省(Ministry of Finance)が所有する国有企業である。
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