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バングラデシュで5社の携帯電話事業者が4Gライセンスを申請



バングラデシュで5社の携帯電話事業者がFDD-LTE方式を導入できる4Gライセンスを取得する見込みであることがバングラデシュメディアの報道で分かった。

バングラデシュの政府機関で電気通信分野を管轄するBangladesh Telecommunication Regulatory Commission (以下、BTRC)は2018年2月に2.1GHz帯、1.8GHz帯、900MHz帯の周波数オークションを実施する計画で、同時に4Gライセンスも交付する方針である。

すでにGrameen Phone、Robi Axiata、Banglalink Digital Communications、Pacific Bangladesh Telecomが周波数オークションに参加する方針を示し、4Gライセンスの取得も申請したという。

また、国有企業のTeletalk Bangladeshは周波数オークションに参加しない方針であるが、4Gライセンスの取得は申請したと伝えられている。

周波数オークションの実施に合わせて4Gライセンスの交付も実施するが、4Gライセンスの取得にあたり周波数オークションへの参加は義務ではないため、Teletalk Bangladeshは割当済みの周波数でFDD-LTE方式を運用する計画と考えられる。

Pacific Bangladesh TelecomはCitycellブランドで携帯電話事業を展開していたが、各種ライセンス料の未払いに伴う規則違反を理由にバングラデシュの政府機関で電気通信分野を管轄するBTRCより携帯電話事業ライセンスを剥奪されており、2016年10月以降は携帯電話サービスを停止している。

ライセンス料の未払いは経営状況の悪化が影響しており、CDMA2000方式のみを採用したPacific Bangladesh TelecomはCDMA2000方式が衰退する中で顧客が減少し、経営状況の悪化に拍車をかけた。

Pacific Bangladesh Telecomは4Gとして世界で最も主流のFDD-LTE方式を導入することで、経営再建を図る可能性がある。

BTRCは周波数オークションの実施と4Gライセンスの交付でそれぞれ異なる独立した委員会を設立しており、2018年2月中に周波数オークションを通じて周波数の割り当てと4Gライセンスの交付を完了させる計画という。

4Gライセンスの取得に成功した携帯電話事業者は2018年3月までにバングラデシュのすべての地域でFDD-LTE方式の運用が認められる見込み。

なお、バングラデシュでは音声通話サービスを提供していない広帯域移動無線アクセス(BWA)事業者としてはolloブランドを展開するBANGLADESH INTERNET EXCHANGEがLTEサービスを開始しているが、音声通話サービスを提供する携帯電話事業者は全社がLTEサービスを導入していない。

The Daily Star

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