LGエレクトロニクスの売上高が過去最高、スマホ事業は11四半期連続で赤字
- 2018年01月25日
- 海外携帯電話
韓国(南朝鮮)のLG Electronicsは2017年第4四半期および2017年通年の業績を発表した。
2017年第4四半期の連結売上高は前年同期比14.8%増の16兆9,636億韓国ウォン(約1兆7,389億円)、営業利益は3,668億韓国ウォン(約376億円)で黒字転換を果たした。
四半期ベースの連結売上高としては過去最高を記録した。
事業本部別の業績も公表されている。
H&A (Home Appliance & Air Solution)事業本部は売上高が4兆3,294億韓国ウォン(約4,438億円)、営業利益が807億韓国ウォン(約83億円)となった。
韓国を含めたアジアや中南米を中心に洗濯機やドライヤーなどの販売が伸び、売上高は前年同期比6.8%増を記録した。
ただ、プレミアムブランドであるLG SIGNATUREのマーケティング費用が嵩み、人工知能(AI)やロボットなどの先行投資も影響して営業利益は前年同期比で減少している。
HE (Home Entertainment)事業本部は売上高が5兆4,751億韓国ウォン(約5,612億円)、営業利益が3,835億韓国ウォン(約393億円)となった。
テレビのプレミアム製品の販売拡大に支えられ、売上高は前年同期比14.2%増、営業利益は前年同期比133.8%増となり、高い収益性を確保した。
MC (Mobile Communications)事業本部は売上高が3兆655億韓国ウォン(約3,142億円)、営業損失が2,132億韓国ウォン(約219億円)となった。
スマートフォンのプレミアム製品であるLG V30の本格的な販売により売上高は前年同期比9.2%増としたが、スマートフォンの主要部品の価格上昇とLG V30のマーケティング費用が嵩んだため赤字が続いたという。
なお、MC事業本部は赤字幅こそ縮小したものの、11四半期連続で赤字を記録した。
VC (Vehicle Components)事業本部は売上高が8,567億韓国ウォン(約878億円)、営業損失が411億韓国ウォン(約42億円)となった。
電気自動車部品の販売で売上高は伸びたが、継続的な先行投資のため赤字が続いたという。
2017年通年は連結売上高が前年比10.9%増の61兆3,963億韓国ウォン(約6兆2,936億円)、営業利益が前年比84.5%増の2兆4,685億韓国ウォン(約2,530億円)となった。
通年の連結売上高は過去最高を記録し、LG Electronicsとしては初めて60兆韓国ウォン(約6兆1,505億円)を突破した。
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