香港で21Vianet Groupが固定無線通信サービスを提供、2.3GHz帯を利用か
- 2018年02月06日
- 海外携帯電話
中国の21Vianet Group (世紀互聯集団)は香港特別行政区で固定向け無線通信サービスを提供していることが分かった。
21Vianet Group傘下の21Vianet Mobile (世紀互聯移動通訊)はVaveのブランド名で仮想移動体通信事業者(MVNO)として香港特別行政区で携帯電話サービスを提供しているが、Vaveの公式ウェブサイトには固定向け無線通信サービスも案内している。
New 36-month Wireless Fixed Broadband Village Program (全新36個月無線固網村屋寬頻計画)として固定向け無線通信サービスを提供しており、契約期間は36ヶ月、初期費用は780香港ドル(約11,000円)、月額料金は398香港ドル(約5,600円)に設定されている。
21Vianet Mobileが運用するVaveの公式ウェブサイトで案内しているが、固定向け無線通信サービスのみ提供元は21Vianet Mobileではなく21Vianet Groupとなっている。
香港特別行政区では21Vianet Mobileは基地局などの通信設備を保有できないServices-Based Operator (SBO) Licenceを所有し、Services-Based Operator (SBO) Licenceに基いて仮想移動体通信事業者として携帯電話サービスを提供している。
一方、21Vianet Groupは通信設備を保有できるUnified Carrier Licence (UCL)を所有し、周波数オークションを通じて無線通信サービス向け2.3GHz帯の30MHz幅も取得済みで、2.3GHz帯では郊外を中心に固定向け無線通信サービスを提供する方針を表明していた。
New 36-month Wireless Fixed Broadband Village Programはその内容から21Vianet Groupが2.3GHz帯を利用して提供している可能性がある。
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