日本におけるApple iPhone 5のLTEネットワーク対応状況
- 2012年09月16日
- Apple関連
Appleはスマートフォン「Apple iPhone 5」を発表した。
通信方式や対応周波数が異なる3種類が用意されており、型番はGSM model A1428とGSM model A1429とCDMA model A1429である。
iPhone 5の各モデルが対応しているLTE方式の周波数帯と、日本で使用されている周波数帯や2012年度内に使用される予定の周波数帯を照らし合わせてみる。
GSM model A1428:LTE 1700(B4)/700(B17) MHz
GSM model A1429:LTE 2100(B1)/1800(B3)/850(B5) MHz
CDMA model A1429:LTE 2100(B1)/1900(B25)/1800(B3)/850(B5)/700(B13) MHz
NTT DOCOMO:LTE 2100(B1)/1500(B21)/800(B19) MHz
KDDI:LTE 2100(B1)/1500(B11)/800(B18) MHz
SOFTBANK:LTE 2500(B41)/2100(B1) MHz
EMOBILE:LTE 1800(B3) MHz
GSM model A1428がデュアルバンドLTE、GSM model A1429がトライバンドLTE、CDMA model A1429がペンタバンドLTEとなっている。
GSM model A1428については、日本の周波数帯には対応していない。
GSM model A1429はNTT DOCOMOとKDDIとSOFTBANKのLTE 2100(B1) MHzとEMOBILEのLTE 1800(B3) MHzに対応している。
CDMA model A1429もNTT DOCOMOとKDDIとSOFTBANKのLTE 2100(B1) MHzとEMOBILEのLTE 1800(B3) MHzに対応している。
KDDIとSoftBankについてはAppleより正式にLTE方式の通信が使用可能であると発表されており、いずれもLTE 2100(B1) MHzを使用する。
KDDI向けにはCDMA model A1429が投入され、SoftBank向けにはGSM model A1429が投入されることも判明している。
NTT DOCOMOやEMOBILEがLTEで使用している周波数周波数にも対応しているため、NTT DOCOMOのLTEネットワークやEMOBILEのLTEネットワークも検出することは可能と考えられる。
しかし、ネットワークを検出しても正常に通信が可能な状態になるとは限らないので注意が必要である。
尚、iPhone 5はNano SIMカードを採用しており、SIMカードを切断する機会もあるかもしれないが、その際は自己責任のもと実施していただきたい。
・Apple
http://www.apple.com/
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nano SIMの説明のところがiPhone5じゃなく4になってます
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>魎さん
指摘ありがとうございます。
修正しておきます。
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解り易くて理解に助かりました~。
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>_さん
ありがとうございます。
参考にしていただけて幸いです。
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Softbankのプラチナバンドは入ってないのか~
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>OSI48さん
当記事はLTEネットワークについてのみ言及しております。
SoftBankにおいては、プラチナバンドと呼ばれているW-CDMA 900(VIII) MHzに対応しており、プラチナバンドでも使用することが可能である。
尚、日本国内においてはKDDIとSoftBankのどちらも700~900 MHz帯でのLTEには対応していません。