ZTEがMWCS 2018に出展へ、出展者リストに再掲載
- 2018年06月08日
- 海外携帯電話
中国のZTE (中興通訊)はGSM Association (GSMA)が主催するMobile World Congress Shanghai 2018 (2018年世界移動大会-上海:以下、MWCS 2018)に出展する可能性が高まった。
MWCS 2018は2018年6月27日から2018年6月29日まで中国の上海市にて開催される予定で、当初は出展者とパートナープログラムの両方にZTEが名を連ねていたが、米国政府による制裁措置の影響で主要な事業の停止に追い込まれ、その後に出展者とパートナープログラムの両方からZTEが削除された。
なお、ZTEおよび同社の完全子会社で中国のZTE Kangxun Telecommunications (深圳市中興康訊電子)は米国の政府機関である商務省(Department of Commerce:DOC)傘下の産業安全保障局(Bureau of Industry and Security:BIS)よりDenied Persons Listの指定を受け、輸出管理規則(Export Administration Regulations:EAR)の対象品目が取引禁止となり、この取引禁止命令によって主要な事業を停止した。
ZTEは取引禁止命令を中断する代わりに、巨額の罰金の支払い、米国政府が派遣する監視団の受け入れ、董事会の入れ替えなどで商務省と合意に達しており、早期に事業を再開できるよう取り組んでいる。
パートナープログラムは依然としてZTEが削除されているが、出展者のページにはZTEが再掲載されており、ZTEは事業の再開に向けてMWCS 2018に出展する意向を固めたと思われる。
なお、ZTEのブースはHall N3 Stand N3.B50である。
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