ZTEがMWCS 2018の出展を断念か、ページが削除される
- 2018年06月01日
- 海外携帯電話
中国のZTE (中興通訊)はGSM Association (GSMA)が主催するMobile World Congress Shanghai 2018 (2018年世界移動大会-上海:以下、MWCS 2018)への参加を断念した可能性が浮上した。
MWCS 2018は2018年6月27日から2018年6月29日まで中国の上海市にて開催される予定で、当初は出展者とパートナープログラムの両方にZTEが名を連ねていたが、いずれもZTEのページが削除された。
ZTEのブースはHall N3 Stand N3.B50にて出展する予定で、パートナープログラムは2018年6月27日の9時(中国標準時)から17時(同)までKerry Hotel Pudonog (浦東嘉里大酒店)の3階にあるPudong Ballroom 5にて開催する予定と案内していた。
出展者とパートナープログラムの両方でZTEのページが削除されており、ZTEはMWCS 2018への参加を断念した可能性がある。
ZTEおよびZTEの完全子会社で中国のZTE Kangxun Telecommunications (深圳市中興康訊電子)は米国の政府機関である商務省(Department of Commerce:DOC)傘下の産業安全保障局(Bureau of Industry and Security:BIS)よりDenied Persons Listの指定を受け、輸出管理規則(Export Administration Regulations:EAR)の対象品目が取引禁止となり、主要な事業の停止に追い込まれた。
中国政府と米国政府はZTEが事業を再開できるよう交渉しているが、最終合意に達した事項はなくZTEは事業を再開できていない。
主要な事業を停止した状況で、MWCS 2018への参加は適切ではないと判断した可能性が考えられる。
なお、MWCS 2018の登録スポンサーは依然としてZTEが務めている。
MWCS 2018の開幕までにZTEの問題が解決し、ZTEが参加すれば同社のブースは賑わいそうであるが…
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