イタリアで5G向け周波数オークションを開催、7社が参加へ
- 2018年08月10日
- 海外携帯電話
イタリアの政府機関である経済開発省(Ministero dello Sviluppo Economico)は2018年9月に第5世代移動通信システム(5G)向けの周波数オークションを開催する。
周波数オークションの開催に向けて参加の申請を受け付けていたが、参加を申請した企業のうち経済開発省より参加の承認を受けた企業が公表された。
参加の承認を受けた企業はFASTWEB、Iliad Italia、Linkem、Open Fiber、Telecom Italia、Vodafone Italia、Wind Treの7社である。
Iliad Italia、Vodafone Italia、Wind Treは移動体通信事業者(MNO)で、Telecom Italiaは子会社のTIMを通じて移動体通信事業を手掛ける。
FASTWEBとLinkemは3.5GHz帯を保有し、固定通信向けにTD-LTE方式を運用しているが、3.5GHz帯で5Gを導入する方針を示している。
Open Fiberは無線通信事業への新規参入を狙う。
対象の周波数は700MHz帯、3.7GHz帯、26GHz帯である。
具体的な周波数範囲は700MHz帯が703.0~733.0 MHzおよび758.0~788.0 MHzのFDDで30MHz幅*2、738.0~753.0 MHzの下り専用のFDDで15MHz幅、3.7GHz帯が3600.0~3800.0 MHzのTDDで200MHz幅、26GHz帯が26500.0~27500.0 MHzのTDDで1000MHz幅となっている。
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