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LGエレクトロニクス、不振のLG G7 ThinQの余剰部品で廉価モデルを投入



韓国のLG Electronicsはスマートフォン「LG G7 One」「LG G7 Fit」「LG G7+ Fit」を公開した。

LG ElectronicsはLG G7 One、LG G7 Fit、LG G7+ Fitについて、ディスプレイを筆頭にLG G7 ThinQおよびLG G7+ ThinQで好評の機能を維持しながら値段を抑えた製品で、顧客の選択肢を拡大するとともに顧客の負担を抑えるとアピールしているが、実際にはLG G7 ThinQおよびLG G7+ ThinQの部品の余剰在庫を一掃する狙いがある模様である。

これまで、LG G7 ThinQおよびLG G7+ ThinQの販売不振に伴う部品の余剰在庫が発生しており、部品の余剰在庫を利用してLG G7 ThinQの廉価モデルを投入すると韓国メディアが報じていた。

部品の余剰在庫を利用したLG G7 ThinQの廉価モデルがLG G7 One、LG G7 Fit、LG G7+ Fitに該当すると考えられる。

LG G7 One、LG G7 Fit、LG G7+ Fitはディスプレイなど多くの部品はLG G7 ThinQおよびLG G7+ ThinQと共通であるが、チップセットは安価な旧世代に変更されており、LG G7 FitおよびLG G7+ Fitはカメラの性能も下げられた。

また、内蔵ストレージの容量はLG G7+ Fit以外は32GBに減らされている。

LG Electronicsはスマートフォンの販売低迷が深刻化し、スマートフォン事業を担うMC (Mobile Communications)事業本部は2018年第2四半期まで13四半期連続で赤字を記録するなど厳しい状況にある。

LG G7 ThinQおよびLG G7+ ThinQも業界の予想通り深刻な販売不振で、それに伴い発生した部品の余剰在庫を一掃するため廉価モデルを投入する模様である。

なお、LG G7 ThinQおよびLG G7+ ThinQの部品の余剰在庫を利用したスマートフォンとしては、ハイスペックなプレミアムモデルの投入も検討したが、LG G7 ThinQおよびLG G7+ ThinQが販売不振の中でプレミアムモデルの追加は厳しいと判断し、またLG Vシリーズのプレミアムモデルも控えているため、計画を中止したとされている。

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