中国聯通、TD-LTEで2.3GHz帯の利用を開始
- 2018年09月29日
- 海外携帯電話
中国の移動体通信事業者(MNO)であるChina United Network Communications (中国聯合網絡通信:China Unicom)はTD-LTE方式で2.3GHz帯(Band 40)の利用を開始したことが分かった。
Band 40は原則として屋内専用の周波数となり、China United Network Communicationsは2300.0~2320.0 MHzの20MHz幅を保有しているが、これまでBand 40はほとんど利用していない状況で、China United Network Communicationsが取り扱う端末もBand 40への対応は要求していない。
LTEサービスではFDD-LTE方式の2.1GHz帯(Band 1)、1.8GHz帯(Band 3)、900MHz帯(Band 8)、TD-LTE方式の2.5GHz(Band 41)を利用しており、これまで特にBand 1とBand 3を中心に展開してきた。
しかし、上海市のような大都市の駅構内など屋内ではBand 40の利用を開始したという。
Band 41は屋外でも利用できるが、屋内の整備でBand 41の利用が比較的多く、Band 41をBand 40に置き換える可能性がある。
第5世代移動通信システム(5G)向けの周波数の割当ではChina United Network CommunicationsとChina Telecom (中国電信)からBand 41を回収してChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団:CMCG)に再割当する見込みで、失うBand 41の代わりとしてBand 40を利用する模様である。
ただ、Band 40の利用は限定的となる可能性が高く、主要都市であればBand 1とBand 3に対応した端末を用意すれば問題ないと思われる。
China United Network Communications
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