中国外交部が米国大使を緊急呼び出し、ファーウェイ幹部の逮捕状撤回を強く要求
- 2018年12月10日
- 海外携帯電話
中国の政府機関で外交を担う外交部(Ministry of Foreign Affairs:MFA)は中国のHuawei Technologies (華為技術)の幹部が米国政府の要請によりカナダで逮捕された事案を受けて米国駐華大使を緊急で呼び出したと発表した。
外交部の楽玉成副部長は2018年12月8日にカナダ駐中国大使を緊急で呼び出していたが、続けて2018年12月9日には米国駐中国大使も緊急で呼び出した。
楽玉成副部長はテリー・ブランスタッド米国駐中国大使に対して、Huawei Technologiesの幹部の逮捕を要請した行為について完全な反対と強烈な抗議を表明したという。
また、逮捕状の撤回を強く要請し、中国側は米国側の行動に基づいてさらなる対応を講じる方針を伝えた。
これまでに、Huawei Technologiesの董事のメンバのひとりである孟晩舟がカナダのバンクーバーで逮捕されたことが分かっている。
米国の制裁措置に違反した疑いで米国当局がカナダ当局に身柄の拘束を要請し、2018年12月1日に航空機の乗継で訪れたバンクーバーで逮捕された。
孟晩舟は中国の湖北省の省都・武漢市にある華中科技大学を卒業後、1993年からHuawei Technologiesで勤務を開始した。
Huawei Technologiesの国際会計部総監、Huawei Technologiesの香港特別行政区法人であるHuawei International (香港華為國際)の主席財務官および帳務管理部総裁を歴任し、逮捕時点ではHuawei Technologiesの副董事長および最高財務責任者(CFO)を務める。
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