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PantechのSKYブランドが復活へ、約3年ぶりにSKYブランドのスマホを発表予定



韓国のChakhan Telecomは韓国のPantechが展開していたSKYブランドのスマートフォンおよびフィーチャーフォンを発売することが分かった。

Chakhan TelecomはPantechとSKYブランドのライセンスの独占契約を締結し、Chakhan TelecomがSKYブランドのスマートフォンおよびフィーチャーフォンを展開する計画という。

SKYブランドのライセンスに係る契約期間は5年以内と定められている。

韓国のSOLiDは2015年10月に子会社のSMA Solution Holdingsを通じて経営破綻したPantechを買収し、Pantechの経営再建に向けて取り組んでいた。

しかし、Pantechは2017年5月にスマートフォン事業を中断し、IoT事業に専念する方針を示した。

2017年10月にはIoT事業を売却し、すぐ後にはSOLiDが韓国のK & A HoldingsにPantechを売却することで合意し、PantechはK & A Holdingsに売却された。

事実上、スマートフォン事業もIoT事業も失い、ライセンス事業とアフターサービス事業が残ったPantechは産業財産権関連事業を専門とするK & A Holdingsの傘下となった。

PantechとしてはChakhan Telecomとの契約はライセンス事業となる。

Chakhan Telecomは2019年上半期にSKY OneおよびSKY Folderを投入するという。

SKY OneはOSにAndroid 9 Pie Versionを採用したスマートフォンで、Qualcomm Snapdragon 6 Series Mobile Platformや約6.0インチのディスプレイを搭載する。

価格は20万韓国ウォン台~30万韓国ウォン台(約2万円台~3万円台)となる見込み。

また、SKY Folderは折り畳み式で中高年層をターゲットとしたフィーチャーフォンとなり、価格は10万韓国ウォン前後(約1万円前後)になるという。

SKYブランドの製品としてはPantechが2016年6月に発表したSKY IM-100が最後である。

開発元や販売元は異なるが、SKYブランドのスマートフォンは約3年ぶりに復活する見通し。

これまでに、Chakhan TelecomはPantechと取引があり、Pantech製のスマートフォンの滞留在庫を格安で販売した。

Chakhan Telecomは中古の携帯端末を中心に取り扱う小売業者であるが、Pantech製のスマートフォンの滞留在庫を含めて新品を販売した実績も少なくない。

SKY OneおよびSKY Folderについては、韓国で知名度があるSKYブランドを利用し、またChakhan Telecomの既存の販路を活用して拡販を狙うと思われる。

なお、SKYブランドは韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK TelecomとKYOCERA (京セラ)が合弁で設立した携帯端末メーカーのSK Teletechが展開していたブランド名で、SKYはSK TelecomのSKとKYOCERAのKYに由来する。

SK TeletechはPantechに買収されて社名をSKY Teletechに変更したが、その後にPantechを存続会社、SKY Teletechを消滅会社とする吸収合併方式でPantechとSKY Teletechを合併し、SKYブランドはPantechが所有するブランド名として残った。

こうしてPantechが維持したSKYブランドはPantechの全盛期を支えた主力ブランドとして知られている。

ETNews

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