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Google Nexus 4 レビュー エリアメール(ETWS/CMAS)編



LG Electronics製のW-CDMA/GSM端末「Google Nexus 4 (LG-E960)」を入手したので数回に渡ってレビューを行う。
第3回目となる今回は少し話題となったエリアメールの機能を紹介する。
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エリアメールとは気象庁の緊急地震速報や津波警報及び地方公共団体の災害避難情報等を受信することが可能なNTT docomoのサービス名として知られている。
そのエリアメールがNexus 4にも“エリアメール”という名称で実装されているのだ。
ショートカット等の裏技を使用して呼び出したのではなく、設定の項目としてエリアメールの設定が用意されている。
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英語(米国)設定ではCell broadcastsと表示されるが、日本語設定に戻すと“エリアメール”と表示される。
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設定>無線とネットワーク(その他…)>エリアメールと進むとエリアメールの各種設定が可能である。
まずは、緊急警報の設定を見てみる。
緊急警報の種類は“極めて重大な脅威を表示する”“重大な脅威を表示する”“誘拐事件速報を表示する”が用意されている。
それぞれ個別にON/OFFの設定が可能で、デフォルトでは全てONとなっている。
“通知を有効にする”“バイブレーション”“警報メッセージを読み上げる”の3項目もON/OFFの設定が可能である。
不必要であればそれぞれの項目をOFFにすることも可能であるが、安全面を考えるとONのままにしておくべきだろう。
警報音の長さは2秒、4秒、6秒、8秒、10秒の中から選択可能で、デフォルトでは4秒となっている。
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エリアメールの項目には緊急警報の設定以外に、ETWSの設定が用意されている。
Nexus 4のエリアメールはETWS方式を採用していることが分かる。
ETWSは広告配信等の問題で、話題になっていたことは記憶に新しいだろう。
Earthquake and Tsunami Warning Systemの略で、直訳すると地震津波警報方式である。
日本のNTT docomoが提案して3GPPで標準化された規格となっている。
種別としては地震、津波、地震と津波、テスト、その他の5種類が規定されている。
ETWSの設定では“ETWSのテスト放送を表示する”のON/OFFのみが設定可能である。
また、デベロッパー向けオプションも用意されている。
エリアメールに関するデベロッパー向けオプションは開発者向けオプションの項目ではなく、エリアメールの項目に存在している。
デベロッパー向けオプションは“CMASのテスト放送を表示する”と“受信停止選択ダイアログを表示”のON/OFFが可能で、CMASに関する設定を行えるようになっている。
CMASはCommercial Mobile Alert Systemの略で、米国で策定された規格となっている。
ざっくり言うとETWS方式が日本向けで、CMAS方式が米国向けと思って良いだろう。
ETWS方式とCMAS方式では要求条件が異なっているが、Nexus 4では両方に対応しているので日本と米国の両方で公衆警報システムの受信が可能となる。
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Nexus 4と同じ標準のAndroid 4.2.1 Jelly Bean Versionでも、GALAXY Nexus (Samsung GT-I9250)はエリアメールに非対応であった。
そのため、最初はNexus 4がエリアメールに対応していることには少々驚いた。
エリアメールに対応しているのは有り難いことであるが、この機能が活躍してしまうことがないように願いたいところである。
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