マカオにおける2019年3月の携帯電話加入件数を発表
- 2019年05月01日
- 海外携帯電話
マカオ特別行政区の政府機関で電気通信分野などの規制を管轄する郵電局(Direccao dos Servicos de Correios e Telecomunicacoes)は2019年3月末における電気通信分野の統計資料を公開した。
携帯電話サービスの加入件数は2019年3月末で2,150,767件となり、前月末の2,150,763件から微増しているが、前月比0.0002%増のためほぼ変動なしと言える状態である。
人口は2018年12月末時点の統計情報であるが、約667,400人であるため、単純計算の人口普及率は約322.26%となる。
ただ、マカオ特別行政区はSIMカードの自動販売機を通じて容易に訪澳外国人でもSIMカードを使い捨ての感覚で購入できる環境であり、携帯電話サービスの加入件数には訪澳外国人の利用分も多く含まれるため注意しておきたい。
携帯電話サービスの加入件数は契約形態などの内訳も公表されている。
第2世代移動通信システム(2G)のポストペイド契約は0件、2Gのプリペイド契約は0件、第3世代移動通信システム(3G)のポストペイド契約は61,633件、3Gのプリペイド契約は67,998件、LTEのポストペイド契約は708,435件、LTEのプリペイド契約は1,312,701件となった。
なお、2GにはGSM、3GにはW-CDMAおよびCDMA2000が含まれ、LTEは第4世代移動通信システム(4G)としてではなく、LTEとして掲載している。
すべての携帯電話サービスの加入件数のうち支払方式別ではポストペイド契約は770,068件で約35.80%、プリペイド契約は1,380,699件で約64.20%となる。
通信方式別では2G契約は0件で0%、3G契約は129,631件で約6.03%、LTE契約は2,021,136件で約93.97%となった。
なお、マカオ特別行政区では2015年10月20日より移動体通信事業者(MNO)各社がLTEサービスを順次商用化し、すべての移動体通信事業者がLTEサービスを導入済みで、LTE契約の比率は94%近くに達している。
マカオ特別行政区の移動体通信事業者(MNO)はCompanhia de Telecomunicacoes de Macau (澳門電訊:CTM)、Hutchison – Telefone (Macau) (和記電話(澳門))、SmarTone – Comunicacoes Moveis (數碼通流動通訊(澳門))、China Telecom (Macau) (中國電信(澳門))の4社である。
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