Essential Phone PH-1にAndroid 10を提供開始
- 2019年09月04日
- Android関連
米国のEssential Productsはスマートフォン「Essential Phone PH-1」に対して新たなOSのバージョンアップの提供を開始した。
米国時間を基準として2019年9月3日より新たなOSのバージョンアップの提供を開始しており、バージョンアップを適用するとOSのバージョンはAndroid 10に上がる。
バージョンアップは端末単体で実施することができる。
アップデートファイルの容量はバージョンアップを実施する前のソフトウェアによって異なる。
米国のGoogleは2019年9月3日にAndroid 10の正式版を公開しており、同時に同社が展開するPixelシリーズのスマートフォンに対してAndroid 10へのバージョンアップを開始したが、Essential Phone PH-1はPixelシリーズのスマートフォンと同じタイミングでAndroid 10へのバージョンアップを適用できることになる。
Essential Phone PH-1は発売時のOSのバージョンがAndroid 7.1 Nougat Versionで、これまでに正式版を基準としてAndroid 8.1 Oreo VersionおよびAndroid 9 Pie Versionへのバージョンアップも実施されてきた。
そのため、Android 10へのバージョンアップはEssential Phone PH-1にとって3度目のメジャーアップデートとなる。
Androidの公式ウェブサイトではAndroid 10の主要な特徴としてLive Caption、Smart Reply、Sound Amplifier、Gesture Navigation、Dark theme、Privacy Controls、Location Controls、Security Updates、Focus mode、Family Linkを挙げており、Android 10へのバージョンアップを適用したEssential Phone PH-1でもこれらの機能などを実装できる。
日本では仮想移動体通信事業者(MVNO)として展開するInternet Initiative Japan (IIJ)およびRakuten Mobile (楽天モバイル)がEssential Phone PH-1を発売したが、Android 10へのバージョンアップを適用するとKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)のネットワークを利用できない事象が報告されている。
KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneのネットワークを利用する仮想移動体通信事業者を含めてKDDIおよびOkinawa Cellular TelephoneのSIMカードをEssential Phone PH-1で利用する場合は、Android 10へのバージョンアップを実施しないことを推奨する。
なお、Internet Initiative Japanは公式にはNTT DOCOMOのネットワークを利用したIIJmioモバイルサービス タイプDのみを対応回線と案内しており、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneのネットワークを利用したIIJmioモバイルサービス タイプAは対応回線と案内していない。
一方で、Rakuten MobileはNTT DOCOMOのネットワークを利用したドコモ回線とKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneのネットワークを利用したau回線を対応回線と公式に案内しており、Rakuten Mobileのau回線とEssential Phone PH-1のセットで申し込みも受け付けていたため、利用者に影響を与える可能性がある。
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